成分 ~効果を発揮する成分について~ 成分 風邪・インフルエンザ アミノ酸“シスチン”と“テアニン”

  • アミノ酸とは?
  • アミノ酸“シスチン”“テアニン”って何?

アミノ酸とは?

そもそもアミノ酸って何?

 私たちの体は、水分が約60%、糖質・脂質が約20%、タンパク質が約20%を占めます。カラダのタンパク質は20種類のアミノ酸から構成されています。皮膚、筋肉、骨、臓器、血液、ホルモンなど、人の大部分はアミノ酸からできています。(図1)

図1 アミノ酸って何?

アミノ酸“シスチン”と“テアニン”って何?

 タンパク質という言葉をお聞きになったことはありますか?筋肉や臓器など、カラダのさまざまな部分はタンパク質で作られています。そして、このタンパク質は「アミノ酸」からできています。“シスチン” はアミノ酸の1種であるシステインが2つ結合したもので、食べ物でいうと鶏肉などの肉類に多く含まれるアミノ酸です。一方、“テアニン”はアミン酸の1種であるグルタミン酸とエチルアミンが結合したもので、お茶の葉に含まれる“うま味成分”です。(図2)

図2

 最近、この“シスチン”と“テアニン”を一緒に食べると免疫力がアップし、風邪やインフルエンザにかかりにくくなったり、激しく運動した後の筋肉の炎症が抑えられたりすることが分かってきました。
では、どうしてアミノ酸“シスチン”と“テアニン”が自然免疫力をアップさせるのでしょうか。実はアミノ酸“シスチン”と“テアニン”は、自然免疫を担当する常設の前線部隊(マクロファージ、NK 細胞など)の働きを活発にすることで、免疫力をアップさせます。