「カプシエイト」とは、トウガラシの辛味成分“カプサイシン”と似て非なる成分で、辛くない新種のトウガラシ「CH-19甘(アマ)」に特に多く含まれる新規天然成分です。
京都大学の矢澤進教授(当時)が偶然発見し、その後、味の素(株)と京都大学との共同研究によって有効性の研究がスタートし、今では世界の数々の機関で研究が続けられています。
「カプシエイト」の特長は、辛さがカプサイシンの約1/1000(※)で、カラダにやさしく、無理なく続けることができ、継続的に摂取することで、代謝量(消費エネルギー)を増やすことができることです。
(※)辛味閾値(からみいきち:辛さを感じることが出来る最も薄い濃度)での比較:味の素KK調べ
「カプシエイト」と“カプサイシン”の化学構造は、下図のようにほんのわずかな違いだけですが、その性質は異なる部分があります。
トウガラシの辛味成分“カプサイシン”の健康効果は、昔からよく知られていました。しかし、辛味からくる刺激や、胃腸等への負担のために、継続的に食べることは難しく、その健康効果を多くのヒトに活用することはできませんでした。
また、“カプサイシン”は小腸から吸収され、血中に入りカラダ中に運ばれることで、アドレナリンというホルモンを放出させ、血圧や心拍数を上げる作用があるので、高血圧や心臓疾患などを持つ方にはおすすめできません。
しかし、「カプシエイト」は“カプサイシン”に比べて、辛さが約1/1000です。辛くないので、たくさん食べても、胃や腸などを傷める心配がほとんどありません。また、「カプシエイト」は、胃や小腸の受容体を介して交感神経を刺激し代謝を上げるので、血中に入らず、アドレナリンの放出などによって血圧や心拍数を上げてしまう心配がありません。(図1)