女性の社会進出が進み、今では「子育ても家事もしながらフルタイムで働く」という選択をする女性が増えています。総務省の調査(2006年)によると、日本のワーキングマザーの平均睡眠時間は先進国中最下位でした。家事・育児・仕事と毎日がんばるワーキングマザーたち。日々高いパフォーマンスが求められる彼女たちですが、睡眠やストレスはどのような状況なのでしょうか?当社では全国のワーキングマザーを対象に“睡眠とストレス”実態調査を行いました。
調査概要
「お母さん」になることで、睡眠の満足度は大きく変化するようです。
子どもが生まれる前と後を比較して睡眠の満足度に変化はあったのかをたずねたところ、出産前に睡眠への不満を持つ人は15.7%だったのに比べ、出産後は52.0%と、なんと約3.3倍も睡眠への不満が増える結果となりました。
ワーキングマザーの睡眠の不満を招く原因をたずねたところ、「仕事、育児、家事と忙しすぎて睡眠時間が確保できない」現状です。
また、睡眠スタイルを見てみると、83.3%が子どもと寝ている“添い寝型”で、そのうち、33.8%は「子どもを寝かしつけながら寝るが、夜中に起きて家事や仕事をする」「夜中に授乳しているためちょくちょく起きる」など、睡眠の途中で起きてまた眠る“分断型睡眠”になっており、なかなか朝までぐっすり眠れる環境でない現状が浮かび上がりました。
生活の悩みをきいたところ、「昼間眠くなる」が53.7%で1位という結果となり、夜しっかり休息できていないことが昼間の活動に影響を及ぼしていると考えられます。
多忙で睡眠時間の確保が不十分であったり、分断睡眠をしていると、さまざまな睡眠トラブルが起こりやすくなります。また同時に、浅い眠りが多くなり、疲労感が取れない、翌日のパフォーマンスが低下するなどの影響が出てしまいます。
一度、ご自分の睡眠を見直し、睡眠のリズムを整えて“睡眠の質”を向上させる努力が大切です。
早稲田大学
スポーツ科学学術院 教授 博士(医学) 睡眠医療認定医師
内田 直先生
夫のサポート度によってワーキングマザーの睡眠時間に差はあるのか、比較・分析してみたところ、育児サポートが高い夫を持つワーキングマザーの方が、サポートをあまり受けていないワーキングマザーよりも26分長く寝ている、という結果になりました。ワーキングマザーの睡眠時間は夫のサポート次第で左右されるようです。
限られた睡眠時間しかないワーキングマザーにとっては、いかに深い睡眠を多く、安定してとるかがポイントとなってきます。
深い睡眠に到達するには、寝入りばなに速やかに体温を下げることが重要です。入浴や就寝3時間前の運動などで一時的に体温を上げてから下げる方法や、生活に取り入れやすい方法としては、夕方の運動、夜は部屋の光を落とすこと、アミノ酸“グリシン”を摂取することがおすすめです。
睡眠の質を向上させるには、アミノ酸“グリシン”が効果的!
睡眠時間を増やしたくてもなかなか増やすことが難しい。そんなときこそ“睡眠の質”を向上させるアミノ酸“グリシン”アミノ酸“グリシン”がお勧めです。